- 【人の目が気になって自意識過剰】になる人の特徴
- 【人の目が気になって自意識過剰】になる原因
- 【人の目が気になって自意識過剰】になるのがやめられない心理
- 【人の目が気になって自意識過剰】になるのを克服するための方法
人にどう思われてるか必要以上に気にしてしまったり、周りからどう見られてるのか変に気になってしまったり。
人の目を気にしすぎてしまう時って、何だか変に自分に自信を持っているナルシストのように感じてしまって、そんな自分が自意識過剰で何だかバカみたいに感じたり、恥ずかしく感じてしまった経験ってないでしょうか?

私自身も人の目がすごく気になっていた頃は、「自分って、自意識過剰なんじゃないか?!」と自分を恥ずかしく感じたり、バカみたいに感じることがあって、そんな自分がすごくイヤでした。
この「自意識過剰」という言葉、一般的にナルシスト的な意味合いで使われることが多いと思います。
しかし、実際の意味合いとして、自己愛が強いポジティブなニュアンス(ナルシスト的な意味合い)で使われる場合と、自己否定的が強いネガティブなニュアンスで使われる場合の二種類があります。
このコラムでは、自己否定が強いネガティブなニュアンスで使われる場合の自意識過剰についてお伝えするとともに、人の目が気になるすぎてしまう5つの心理とその対処法についてお伝えしていきます。
当てはまる方はよかったらそのまま読み進めてみて下さい。
自意識過剰とは?

自意識過剰とは、
他人からどう見られているか・どう思われているか? 他者からの自分自身に注がれる目線を強く意識しすぎてしまう状態になることです。
先ほどもお伝えしましたが、自意識過剰には、自己愛が強く自信がありポジティブな状態と、自己否定的で自信がないネガティブな状態両方があります。
人目が気になるという意味では、自己否定的で自信がないネガティブな状態の自意識過剰になるという人が圧倒的に多いかもしれません。
自意識過剰な人に共通する特徴
(自己否定的な自信のない)自意識過剰な人に共通する特徴を4つあげてみました。
すべて当てはまらないかもしれませんが、参考程度にチェックしてみてください。
①「人からどう思われているか?」いつも意識して行動・発言をしがち。

自意識過剰な人は、常に周囲から自分の評価を気にして行動や発言をします。
それは、「嫌われたくない…」「変に思われたくない…」という不安や心配から身についたものであることが多いです。
また、自分がいつも周囲から見られているような気がしたり、視線を感じるような気がするので、余計に自分の行動や発言が周囲からどのように思われるのか気にすることに拍車をかけています。
②外見や身なりに必要以上に気をつける。
自意識過剰な人は、外見や身なりも必要以上に気をつけます。
それは自分に自信が持てなかったり、「変に思われたくない!」という気持ちが強すぎるためです。
外見が整っていれば安心できますし、乱れていたり整っていなかったりすると落ち込んだり「変に思われてるかも…」と不安になります。
鏡やガラスがあると自分の姿をたびたびチェックしてしまうのは、「変じゃないかどうか?」不安や心配からだったりします。
③ネガティブに考えてしまう癖がある。

例えば、相手の機嫌が少し悪かったり、いつもより素っ気ない態度だったりすると「何か悪いことしたかな?」と考えたり、職場で問題が起きたりすると「自分のせいじゃないか?…」と思ったり、何かとすぐにネガティブな方向へ考えてしまう癖があります。
実際は、全くの思い込みだったり勘違いだったりということがほとんどですが、人の言動や周囲の状況をすごく気にしてしまっているからこそ、何かネガティブなことがあったときは過剰になりやすくなります。
④コミュニケーションに苦手意識が強い。
「人にどう思われるか」が常に気になってしまうので、自分の発言が変に思われないか気になったり、気にしすぎて何を話していいのかわからなくなってしまうことも少なくありません。
また、うまく話そうと思いすぎるあまり緊張して、かえってそれが裏目に出たり空回りしてしまうなど何かと消耗しがちです。
自分の意見・考えを言って相手に否定されたり批判されるのがこわく、結局何も言えなかったり、聞き役にまわることも、コミュニケーションの苦手意識を助長します。
自意識過剰になってしまう原因

主に、育ってきた家庭環境や親との関係性、学校での人間関係での失敗や傷つくような体験などが原因だと考えられます。
【人の目を気にして自意識過剰】になってしまう深層心理とは?
人の目が気になる状態が続くというのは本人とっては本当にストレスですし、場合によっては苦痛を伴うこともあります。
「できれば、すぐにでもやめたい!」と思うのが正直なところでしょう。
けれど、なぜか気にし続けてしまうし、やめようと思ってもなかなかやめられない人が多いのではないでしょうか?

実は、やめられない裏側には人の目を気にし続けることで「自分自身を守る」という自己防衛のメリットが存在するからなのです。
メリットというと難しく感じるかもしれませんが、例えば、人目を気にすることで怖いと感じることやイヤなものから自分を守ったり避けるためだったりします。
しかしそれは、本人もなかなか気づきにくい深層心理で感じているなので、言われてもなかなかピンとこないかもしれません。
人目を気にし続けてしまう深層心理的5つのメリット
では具体的に人の目を気にし続けることで、どんなメリットがあるのでしょうか?
代表的な5つのメリットをご紹介します。
①他人からの攻撃を避けるため

悪口や陰口、仲間外れ、いじめなど、過去に他人から攻撃をされて傷ついた経験をしている人ほど、批判や非難されることをすごく恐れます。
人の目を気にし続けるメリットとして、相手の顔色をうかがったりすることで、相手の言動や振る舞いを見て自分の言動を相手に合わせてものに変えることで、他人からの攻撃を避けられるメリットがあります。
②怒られないようにするため
小さい頃に親から何かにつけよく怒られていた場合、心のどこかでいつも「また怒られるんじゃないか?」という恐怖心を抱えています。
そもそも怒られ続けたことで自己肯定感が下がっていて、「自分はダメだ」という意識になりやすいので、結果として、怒られるのは自分を全否定されるように感じてしまいます。
人の目を気にし続けるメリットとしては、周囲の状況や様子をうかがうことで事前に怒られそうな空気感を読んで、その状況から逃げられるようにできるメリットがあります。
③恥をかかないようにするため

例えば、「人前でスピーチをした時に大笑いされて恥ずかしい思いをした」「人前で怒られて恥ずかしく情けない思いをした」など、恥をかいてイヤな思いをした経験があると目立ったり、周りから自分が浮く状況は絶対に避けたいのです。
人目を気にし続けるメリットととして、極力目立ったり、周囲から浮くような言動や振る舞いを避けられるメリットがあります。
④孤立しないようにするため
周りと対立して嫌われてしまった・孤立してしまった、いじめなどで仲間はずれにあった経験がある場合、一人になることを恐れます。
人目を気にし続けるメリットとして、周囲に言動を合わせる、自分の意見・考えなどは言わないなどで周りとの対立を避けたり、反感を買わないようにするメリットがあります。
⑤認めてもらうため
親から褒めてもらったり、認めてもらった経験があまりない場合、認めてもらいたい気持ちが人一倍強いため、人からの評価をすごく気にする傾向が強くなります。
人目を気にし続けるメリットとして、相手の期待に応える・周りの反応を見て好印象を与える”いい人”を演じるなど、認めてもらうことで安心感を得られるメリットがあります。
人の目を気にするのをやめて、自意識過剰を克服するために

人目を気にしつづけてしまう、深層心理の5つのメリットはいかがだったでしょうか?
読まれて何となくピンときた人も多かったのではないでしょうか。
実はこういったメリットを深層心理で感じてしまっていると、人目を気にするのをやめて自意識過剰を克服するというのがすぐには難しかったりします。
ある意味のクセのようなものですから、少しずつ時間をかけて克服していく必要があります。
そういった部分を踏まえた上で、人の目を気にするのをやめて、自意識過剰を克服するためのまず第一歩として、
人の目を気にし続けていたり、自意識過剰になっている自分に気がついたら必ず「自分自身を守ってるんだな。」と思ってあげてください。
そして、そんな自分をまずはやさしく受け止めてあげてください。
自分自身を守らないといけないほど傷ついていたり、恐い思いをしてきたのです。
人の目を気にして自意識過剰になってしまう自分をまずはやさしく受け止めて、励ます言葉をかけてあげてください。
きっと、「こんな自分はイヤだ!バカみたい!」と恥ずかしく思う気持ちや情けなく思う気持ちが少し和らぐと思います。
傷を持ちながらも頑張って人関わろうとしている自分自身にやさしい気持ちを向けてあげてくださいね。
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